「音楽を聴く事を技術にしないで!」
こんにちわ、フィリップです。
この記事は私が7年前(2015)に書いたモノです。
当時私は脳内に浮かぶ言葉と数秒後に口する言葉に
既に誤差がある事に気づき、脳内の情報整理訓練の一環として、
ほぼ毎日2000~6000文字の記事を書いていました。
内容としてはまだエビデンスも薄く、
主観と経験によるモノが強いですが、
本質はしっかり捉えていると
今読み返しても思うので、
自分の振り返り用の保存版として
こちらのブログに残しておきたいと思います。
●音楽を聴く事を技術にしないで!
世界で最もFRESHなBBOYの一人WICKETが
FOWNKという言葉を提唱している。
WICKETは顔がしわぐちゃになって
音に入り込んで踊っているダンサーを見ると一番興奮するという。
音に入り込んで踊っているダンサーを見ると一番興奮するという。
「あぁこの人絶対ダンスが好きなんだな」
ってこっちまで顔がしわぐちゃになって
音にノってしまうのがFOWNKだと言う。
そして顔の他に「首」も
かなり大事だとも言っている。
「POPPER、LOCKER、BBOYのうち、
POPPERもFOWNKだけど、
一番FOWNKなのはやっぱりLOCKERなんだ!
あの人達は顔は勿論だけど,
首もものすごいノっているだろ?
あれでダンスが好きというのが伝わるし、
こっちまでノリたくなる、
なにより単純にかっこいいんだ。
俺はもともと音も聞かないパワームーバーだったんだけど、
フローマスターを見てBBOYINGに目覚めたんだ。
フローマスターはもともとLOCKERだからTOPROCKの一歩一歩に首が入っていてカッコ良かったんだ、それを見た瞬間すぐに鏡で練習し出したよ!w
だからFOWNKを知りたければLOCKERやPOPPERを見るとわかりやすいよ!」
ただ、このように書くと首や表情の研究をしだすものが現れてくるが、この首や表情の根本は音楽が好きだという気持ちが源だという事を忘れてはいけない。
この話を聞いて「じゃあ首を入れよう、顔をつけよう」と考えてしまうとそれはノリ(感情表現)ではなくただの技術になる。
ダンス歴を重ねるとどこかのポイントで「音を聞かなくちゃ」と教わり、音楽を楽しむ事を忘れ、音楽を聴く事を技術の一部として捉えるようになる。
「聴く」ではなく「感じる」と考えていると、それはそれで上手く踊る為の技術として捉えている為、結局思うように音楽を感じる事ができず、初心に戻りたくてもなかなか出来なかった経験をしたというダンサーも少なくないと思う。
思い出してみよう、いい曲に出会って満面笑顔になった瞬間の事を!
CD屋の視聴コーナーで人目があるのに我慢できずにノってしまった体の事を!
もう一度音楽を聞いた時に揺らいだ感情、高ぶった鼓動を感じてみよう!
クールなサウンドを聞いた時の高揚感、
メロウな曲を聞いたときの切ない気持ち、
パーティチューンを聞いたら跳ね上がりたくなり、
ジャズのような洒落込んだ音を聞くとスーツでも着て軽やかなステップでも踏みたくなる。
心の奥から湧き出てくる気持ちを思い出そう!
その気持ちを開放させるからダンスは楽しいのだ!
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