Big Phillのダンス哲学

ダンスの本質を100年先までに伝える定義の再構築

「才能」と「センス」を明確に説明してみた。

センスを直訳すると「感覚」
でも普段私達が捉えるセンスとは「才能」に近い感覚の事だと思う。

才能とセンスの違いとは?

才能は、才と能がくっついた単語である。

「才」は木材の「材」という字にも使われてるように
「もともと備わっているよいもちまえ」を意味する。

つまり、才能のとは「能力の元となるモノ」もしくは
「能力を活かすモノ」を意味する。

結論、能力があってもそれを使う「才」がなければ意味がない。
どれだけ筋肉があっても使い方を知らなければ力を出せないのと同じである。

するとこの能力を使う為の力が「才」であり、
この「才」の部分がセンスという事になる。

英語で考えると分かりやすいのだが、

センス=sence
才能=talent
能力=ability

ちゃんと英語では明確に分けられているのである。


ささ、しかし、御託はいいから、
センスは「才」だと分かってても、
肝心の「才」の定義があやふやでは意味がないではないか!

確かにその通りである。
だから、説明は簡潔でいこうと思う。

ます、センスは二種類ある。
ひとつは先天性、もう一つは後天性のモノだ。

先天性のモノは生まれ持ったモノ。
それは能力によって生まれる才の部分である。

例えば、視力がいい人は映像を作るのに向いていて、
聴力がいい人は音楽を作るのに向いている。

この生まれつき持っている才の事を「素質」という。

そして視力がいい人は映像を作るのに向いているが、
映像を作る事自体の能力を伸ばす才が必要となる。

もしくは観察力や洞察力も含めた
視力自体の能力を伸ばす才も必要となる。

この生まれてから延びる才の事を「資質」といい、
ンスとはこの資質の「才」の事を指す。

自分の持っている素質と資質を上手く理解し、
自分の能力を最大限に引き出す、

この能力を使う才の事を「才能」と呼ぶ。

ちなみに資質は別の言い方をすれば「素質の性質」ともいえる。
つまり、自分という素材を伸ばす方向性が資質そのものなのだ。

では、資質は何によって決まるのか?
それは脳内に蓄積した情報の質によって決まる。

人の脳は知っている事しか認識できない。
例えば、子供の頃から英才教育を受けていると、

周囲の人間には見えていないが、
英才教育を受けた者には見えている何かがある為、
周囲の人間よりも成長速度が速くなる。

しかし、大事なのは情報の「質」である。
何を持って情報の質を計るのか?

勿論情報に入っている知識が正しいモノかどうかも大事だが、
もっとも大事なのはその情報に帯びり着いている「価値観」である。

この価値観の精神性が情報の質の基準を作り、
今後脳が捉える情報の性質に大きく影響を与える。

「勝てば手段は選ばなくていい」という教えと
「勝っても相手への敬意を忘れてはならない」という教えでは
異なった人格が育つのはいうまでもないだろう。

人格が異なれば、
成長の質もそれに準じて変わってくるのは当然の事である。

そして、この脳内の情報がアンテナとフィルターとなって、
その人の中の「当たり前」が形成されていく。

これがいわゆる「マインド」である。

能力を活かすチカラがセンス(才)であり素質
能力のポテンシャルを広げるのがマインドであり資質である


ここまで掘り下げると、
もしセンスの磨き方を教えてほしいと生徒に求められた時に、
明確に何をすべきかを伝える事が出来る様になる。

そして「才能の無い人間は存在しない」。
「才」を磨けば能力は拡張される。

これを知れば多くの人は自己肯定感を取り戻し、
本当の自信を獲得できるようになる。

これが私の願いであり、持論である。

 

 

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